会派視察で愛知県豊川市にある「豊川市民病院」を訪れました。豊川市民病院は「良い医療人の育成」「より良い医療の提供」を目指して多様な取組を展開しており、特に独自の人材育成計画に定評があります。資格取得支援、高度な医療知識・技術の習得支援、院内表彰制度などは「やりがいある医療現場」につながっています。また、SNSを利用した積極的な情報発信などにより、医師・看護師の人材不足に歯止めをかけています。
私の知り合いに医師、看護師がおりますが、話を聞くたびに激務であることを痛感します。とくにコロナ禍では多忙を極め、あまりの過酷さに辞める方もいらっしゃったと伺っています。命を預かる責任と覚悟を持って従事していた人たちが辞めざるを得ない労働環境の改善は急務です。「医療人の心身の健康」を保つことができなければ「患者の心身の健康」を取り戻すことはできません。新病院開院(富士市立中央病院の建て替え)に向けて着々と準備が進んでおりますが、ハードな側面だけではなく、ソフト面からも議論を充実させていきます。
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