会派視察で福井県敦賀市にある「ちえなみき」を訪れました。「ちえなみき」(正式名称はTSURUGA BOOKS & COMMONS ちえなみき)とは、敦賀市が整備し、丸善雄松堂・編集工学研究所が運営する全国的にも珍しい公設書店です。新刊や流行りの本、雑誌はほとんどなく、一般書店や図書館にもないような専門書や洋書が置かれていたり、陳列の仕方もさまざまだったり、購入しなくても店内で自由に読めるように座れる場所が確保されていたり、カフェや子どもの遊び場があったり…「『本屋』と言えども『本屋』で非ず」というような不思議で居心地のよい空間でした。平均滞留時間が4~5時間というのも納得。
一般的に本屋に立ち寄るときは「目的」(この本が欲しい、この分野の知識を得たいなど)があるものですが、ちえなみきのはそれとは一線を画しています。「新たな学び及び価値を創造すること」に主眼を置き、「本との出会いを演出する」ように設計されています。しかし、非常に作り込まれた空間でありながら、それを微塵も感じさせることなく「自然に行動が誘発される」ような「仕掛け」にあふれています。私も無意識のうちに、まんまと仕掛けにはまってしまいました(笑)
さて、いくつか写真を載せておきますので、ちえなみきの「仕掛け」を想像してみてください!
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