前回に引き続いてテーマは「まちづくり」です。今週も地元のまちづくり協議会の理事会に出席させていただいたのですが、非常に斬新で面白いアイディアを持っている方々がおり、とてもワクワクさせられました!また、地域を盛り上げようとする熱意を実感しました!
まちづくりはコロナ禍の影響でいっそう難しくなったように思います。5月8日から新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類に移行しましたが、それまで3年以上にわたり日常生活において多くの制限を強いられ、イベントは相次いで中止・延期となりました。その間には「自粛疲れ」という言葉が世間で多用されてきましたが、今では「自粛慣れ」によってあまり外出しなくなったり、人混みを避けたりすることが習慣化した方々もいるそうです。そうなると対面での「つながり」をベースにしてきた従来型のまちづくり(地域活性化)の手法では上手くいかないことも出てくるでしょう。そのため、あらゆることをコロナ禍以前のかたちに「戻す」のではなく、コロナ禍を乗り越えて新たなかたちに「進める」という発想が必要なのではないかと思います。
まだ具体的な手立てを模索しているところですが、一つの考え方として「強いつながり」と「弱いつながり」を取り込む仕組みづくりがあります。まちづくり論やネットワーク論で提唱されており、信頼性、同質性、安定性に優れた「強いつながり」と流動性、異質性、創造性に優れた「弱いつながり」を効果的に結合させる構造をつくることで新しい活動や価値が生み出されるという理論です。私はこれを実践する場として「空き家」を活用できればと考えています。なんと平成30年の調査によれば、富士市内にはおよそ1万4000戸の空き家があるそうです。じつはやってみたいことは多々あるのですが、時期尚早だと思っておりますので、夢の計画はまた追々お話しします。
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