1月15日、新病院建設特別委員会の中で、市から富士市立中央病院について、現在病院がある場所での建て替えを目指す方針が示され、出席委員の了承を得るに至りました。
富士市立中央病院は1984年8月に新築移転されるかたちで開院しました。すでに40年経過しており、施設や設備の老朽化が進んでいたため、市は新たな病院の建設及びその候補地について議論してきた経緯があります。
候補地の抽出条件を①3万㎡以上の土地、②現病院から3km以内、③早期開院の実現性が高い場所とし、それに見合った5つの候補地(現在地、中央公園、広見公園、ふじさんめっせ、香西新田周辺地域)が示され、敷地状況、交通アクセス、防災性、事業費、実現性などの観点を踏まえて総合的に判断をした結果、現地建て替えが最適と判断されました。
議会は長らく「新病院建設を一日でも早く」と要望してきたこともあり、5つの候補地のうち最短スケジュールで完成を見込むことができる現地建て替えはそれに適う内容でした。また、最もコストを抑えられる点でも優位性がありました。ただその一方で、建設工事による騒音や借地の問題などが懸念事項であるため、現病院で入院・通院する患者様に対する環境面での最大限の配慮や地権者との合意形成を求めた次第です。
現状では2031年(令和13年)に新病院が開院する予定です。とにかくここから10年近くは富士市の大転換期であり、新体育館建設、富士駅北口再整備、新病院建設など大きな事業が続きます。皆様に当事者意識を持っていただけるように継続して情報発信いたします。
この記事へのコメントはありません。