1月14日、富士市交流プラザで開催された富士駅北口駅前公共施設設計ワークショップを見学させていただきました。先日投稿させていただきましたが、富士駅北口周辺は再整備事業が進められており、2028年(令和10年)に完成予定です。今回は、最初に設計者であるマウントフジアーキテクツスタジオの原田真宏様からプロポーザル案の説明が行われ、その後に参加した市民の方々で「こんな公益施設だったらいいな」をワークシートに書き出し、グループ毎に発表する形式で進行されました。
とにかく参加者の方々の意見が尽きず、どんどんとワークシートに付箋が貼られていきました。「誰もが不便なく行き交える動線が必要!」「地元企業のPRができたらいい!」「屋上農園が面白そう!」「フォトスポットがほしい!」「足湯があったら入りたい!」などなど、本当にアイディア盛りだくさんで面白かったです。このような議論は予算が〜、人手が〜などの制約を設けないのが醍醐味!実現可能性よりも理想をどこまで描けるかが大切です。設計に携わる方々も時に頷きながら、時に笑いながら、時に口出ししながら参加者の方々と議論をしている姿が印象的でした。その結果、午前の部は15分超過、午後の部は30分超過、本田圭佑も驚きのアディショナルタイムでした(笑)
原田様からの説明で印象に残った言葉をいくつかご紹介します。
「外観が立派で中身がないハコモノが一番カッコ悪い」
「駅前に誰でも立ち寄れる立体的な公園ができるイメージ」
「人が発見しながら建築を活用する何かをしたくなる場づくり」
この他にも心に残るフレーズが多々ありました。「未来へ続く、終わらないまちづくりの、はじまり」がテーマとも仰っていました。富士駅が通過点ではなく終着点となり、目的を持つ人たちはもちろん、目的を持たずともふらっと立ち寄れる場所になることが多いに期待できる素敵な時間でした!
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