12月11日、11月定例会一般質問に登壇しました。 今回は「実践的な防災訓練・教育を通じた地域防災力の強化」について質問させていただきました。
富士市はさまざまな災害リスクを有しており、特に南海トラフ地震発生時には津波被害を甚大な影響が予測されています。本市においては、学校での防災教育、市民向け防災講座の実施、大規模な防災イベントであるBousaiふじなど、防災意識向上のための取組が広く展開されてきました。しかし、「富士市地震・津波対策アクションプログラム2013」等の指標を見ると未達成の項目があったり、長年にわたって課題になったりしていることがあります。 例えば、本市公式SNSで防災に関する案内や動画等で啓発活動をしているものの、それが効果的に波及しているとは言い難く、効果測定の方法にも改善が必要です。また、各地区における防災の担い手は男性中心であり、女性の視点が不足しています。さらに、市内には全51ヵ所の避難所があるのですが、実践的な避難所運営訓練が実施されたのは半数に満たない状況であり、いざという時に円滑に機能するか不安があります。もちろん、これらの課題に対して行政が手立てを打っていないわけではないのですが、災害はこちらの都合で動いてくれるものではないので、早急な対応を求めたところです。私自身もまだまだ勉強不足ではありますが、11月には防災士の資格を取得し、少しでも地域防災の役に立てればと活動しています。
さて、４月当選以降３回目の定例会でしたが、すべての一般質問に登壇しました。同期の新人議員も同様で、とても励みになっています。市政に直接提言できる貴重な機会ですから、今後も継続していきます。しかし、一般質問は行政を動かす一つのきっかけにすぎません。そして、一般質問をすることが目的化してしまっては本末転倒です。市民に軸足を置きながら謙虚に学ぶ姿勢を忘れずに、職責を全うします。
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