若者の消費者トラブルについての記事を投稿しましたが、高齢者の消費者トラブルにも注意が必要です。特に最近では、新型コロナウィルス感染拡大による巣ごもり需要の高まりにともない、65歳以上の世帯においても約3割の方々がインターネットショッピングを利用しているため、インターネットに関連する相談が相次いでいます。また、認知機能が衰えた高齢者を狙う悪質な業者もいます。国民生活センターでは、「若者の消費者トラブル10選」と同じく「高齢者の消費者トラブル10選」を掲載しています。
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20220914_1.html
ここで大切なのは「高齢者と『そのまわりの方』に気を付けてほしい」とうたっているところです。先述したとおり、高齢者の中には認知機能が衰え、正確に物事を理解、判断するのが困難になっている方々がいらっしゃいます。そのため、たとえ高齢者ではなかったとしても気付きにくく、騙されてしまいがちな多様化・複雑化した手口を自力で見抜くことは極めて困難です。また、一人暮らしの高齢者は増加傾向にあり、消費者被害に遭う可能性は高くなると予想されます。だからこそ、「そのまわりの方」、つまり、家族やご近所の方、地域包括ケアセンターの職員や民生委員の方などの見守りが重要になってくるわけです。実際に、当人は騙されていることに気付いていなかったものの、周囲の方からの相談によって実情が明るみになり、不当な契約を解消するに至ったケースもあります。
消費生活(契約)に関することで困ったときには「消費者ホットライン188(い・や・や)」!
https://www.caa.go.jp/policies/policy/local_cooperation/local_consumer_administration/hotline/
この番号を覚えておくだけで、いざというときに安心できます。「つながり」が希薄化した世の中ではありますが、互いに助け合いながら生活できる社会を実現できるように活動していきます。
★消費生活に関する情報は国民生活センター、消費者庁などのページへ
国民生活センター https://www.kokusen.go.jp/index.html
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