「富士市まちづくり展」をお目当てに、おそらく数年ぶりにイオンタウン富士南を訪れました。平日だったこともありますが、あまりにも閑散とした様子に驚きました(写真はそのときのものです)。
地域経済の衰退というと「シャッター商店街」がイメージしやすいかと思います。モータリゼーションの進展、大規模店舗の郊外出店などによって、かつては人であふれていた商店街がシャッター通りと化しています。この問題にくわえて、現在は大型ショッピングモール間での競争も激しくなっています。イオンタウン富士南は2007年に開業しましたが、2019年には近隣にららぽーと沼津が開業しました。ららぽーと沼津はシネマコンプレックスを備えていたり、有名なショップが充実していたりするので、若者や家族連れに人気があります。また、同系列ではありますが、2001年に開業したイオンモール富士宮は敷地面積が広く、近くに学校があるので若い世代が立ち寄る場所になっており、いつもにぎわっているように感じます。イオンタウン富士南は一時期「閉店するのでは」という噂もあったぐらいです。今後の動向が気になります。
全国の地方都市は人口減少が大きな問題となっており、若年層の流出、生産年齢人口(働き手)の不足、高齢化率の上昇によって疲弊しています。右肩上がりに経済成長を続けていた時代は過去のことであり、縮小していく社会にどう向き合っていくかを考えなければなりません。
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