富士市をもっと元気に!
全国の地方都市は人口減少、少子高齢化、地域経済の減退・縮小等の課題に直面しています。富士市も例外ではありません。平成22年の26万1,573人をピークに人口は減少しており、現在(2023.03.01)の人口は24万8,765人、推計によるとおよそ20年後には21万人台に、さらに20年後にはなんと17万人台になると言われています。その間に高齢化率は上昇していきます。そうなると当然のことながら、都市機能はどんどん弱体化していき、生活を維持していくのが困難になります。私は予測される状況を打破し、地元を守っていくために「持続可能で住みやすいまちづくり」をコンセプトに3つの方針を掲げました。皆さんのまわりにはどんな課題がありますか。身近な困りごとを共有し、一緒に解決に向けた行動をしていきましょう。富士市は昨年「第六次富士市総合計画」を発表しました。現状の課題を解決するための構想や施策が非常にわかりやすくまとめられています。ぜひ、ご覧になってください。
「第六次富士市総合計画」↓
https://www.city.fuji.shizuoka.jp/shisei/c0601/rn2ola000003smnp.html
1 安らぎあるまちへ
「住みやすいまち」の根底にあるのは安心です。年齢、性別、職業等にとらわれることなく、誰もが自分らしく生きられる社会が求められています。一人ひとりの理想や希望が社会的な事情によって妨げられることがないように、金銭的・心理的な支援体制を充実させる必要があります。特に「子育て支援」やそれに関連する環境整備は「持続可能なまちづくり」を実現するうえで不可欠です。温もりある優しい地域を目指します。
子育て支援(妊産婦支援、相談体制等の拡充)
生活支援(社会福祉サービス等の強化)
健康支援(健康増進事業等の推進)
2 学びあるまちへ
教育は「人づくり」であり、教育への投資は「人への投資」だと言えます。「学び」はどこか堅苦しいイメージがありますが、学校での勉強だけではなく、新たに何かをスタートさせるのも、趣味を極めていくのも立派な「学び」だと考えています。ちょっとした好奇心や探究心は、自分の可能性を大きく広げてくれます。学ぶ機会を提供するとともに、地域の特性に応じた教育に重点を置くことで諸課題への対策を講じます。
ICT教育(ICT環境の整備、デジタル活用能力の伸長)
防災教育(防災講座、避難マニュアル等の周知啓発)
リカレント教育(市民向け講座、地域人材育成等の充実)
3 繋がりあるまちへ
「つながり」はまちづくりの基盤です。つながりを持つことによって、孤独を防いだり、犯罪や災害等への速やかな対応ができたりします。また、地域を活性化するにあたっては、子ども、大人、外国人、行政、企業、教育機関等、多様な主体がつながり相互作用することで、新たな発見が生まれ、予期せぬ価値を生み出すこともあります。人間関係の希薄化が問題視される現代だからこそ「つながり」を創出すべきだと考えています。
地域間交流(各まちづくり協議会の連携事業推進)
スポーツ交流(スポーツイベント開催、招致活動)
国際交流(留学事業の支援、姉妹都市との連携強化)